藤田朋子 悪質商法のグループに拉致監禁 朝ドラに出たころ…すきを突いて脱出

 女優の藤田朋子(51)が7日、テレビ朝日系の「最悪の一日 芸能人が衝撃の実体験を告白!!」に出演し、NHK朝の連続テレビ小説「ノンちゃんの夢」(1988年)に出演したころ、悪質商法のグループに拉致監禁されたことを明かした。

 デビュー直後の22歳のことで、藤田は「まだまだ知名度が低かった」と振り返り、また、「危険に対するアラームも低かった」と自己分析した。

 友達と渋谷駅で待ち合わせしていた藤田は、約束の時間に遅れ気味だったので早足で歩いていた。赤信号でいらいらしながら待っていると、スーツを着た男に肩をたたかれ、「アンケートに答えて下さい」と頼まれた。「急いでいて時間がない」と何度も断ったが男は引き下がらない。やがて男がもう1人現れ、2人に無理やり腕をつかまれ引っ張られたという。大声は出せなかった。

 ビルの一室へ連れて行かれると年配の男がいた。そこでもまた「アンケートに答えて下さい」と言われた。藤田はしかたなく答えた。帰ろうとしたら飲み物を出された。藤田は「コーヒーっぽかったけど飲んだらダメなやつじゃないか」と思ったという。

 藤田は男達の一瞬のすきをついてビルの一室から脱出。なんとか被害を免れた。番組では、これは80年代に問題になった霊感商法のやり口で、若者を集めるために街頭アンケートと称していたことを伝えた。

 藤田は「連れて行かれるってこんなこんな感じなんだ」と思ったそうで、「生きて帰れて良かったとしみじみ思います」と振り返った。

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