朝ドラ100作目「夏空」ヒロイン・広瀬すずの起用理由は「演技力とリアリティー」

 女優の広瀬すず(19)が、2019年度前期のNHK連続テレビ小説でヒロインを務めることが20日、同局から発表された。広瀬の朝ドラ出演は初めてで、NHKドラマ出演は2013年の「激流~私を覚えていますか~」以来。タイトルは「夏空-なつぞら-」で、同枠100作目の節目を飾る。

 戦後の北海道・十勝から上京した戦災孤児のヒロイン・奥原なつが、アニメーターを目指して成長していく物語。脚本は03年後期の朝ドラ「てるてる家族」を担当した大森寿美男氏(50)のオリジナルとなる。

 制作統括の磯智明氏は、広瀬の起用理由について「『戦災孤児』『北海道』『アニメーション』という3つのキーワードをもつ遠大な物語を、演技力とリアリティーをもって演じきれる女優は今、広瀬すずさんしかいないと当初から考えていました」と説明。

 「日本中から、『なっちゃん』と呼ばれるくらい、作品に溶け込んで、愛されるといいなと思います」と、国民的なヒロインに育てるべく、大きな期待を寄せている。

 なお、放送中の朝ドラ「わろてんか」には、姉の広瀬アリス(22)がレギュラー出演している。

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