ケネディ大統領暗殺 機密公開先送りへ トランプ大統領が全面公開予告も…

 トランプ米大統領は26日、1963年のジョン・F・ケネディ大統領暗殺に関して非公開だった機密文書の全面公開を断念、半年間の先送りを決定した。25日のツイッターでは全ての機密を解除する方針を表明したが、土壇場で情報機関の延期要請を受け入れた。

 現職大統領の衝撃の死から半世紀余り。謎は深まるばかりで、陰謀説がくすぶり続ける。機密文書のうち約2900件は26日公開され、米メディアが精査を進めているが、元海兵隊員リー・オズワルドによる単独犯行とする調査委員会の結論を覆す決定的な新事実は出ていない。

 「国家の安全に取り返しが付かない被害を与える可能性を避けるには、今日の段階では選択の余地がない」。トランプ氏は26日、一部文書の機密を維持する理由を説明した。情報源や外国政府に関する機密が含まれており、今後180日間かけて審査し公開の是非を決める。

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