ラストアイドル、暫定メンバーで1000人と握手会 「残りたい気持ち強く…」
テレビ朝日が放送しているアイドルオーディション番組「ラストアイドル」(土曜、深夜0時5分)発のユニット「ラストアイドル」と「Good Tears」が東京・渋谷のタワーレコード内で初の握手会イベントを行った。ラストアイドルは12月20日発売のデビューシングル「バンドワゴン」を、「Good Tears」は「涙の仮面」を披露した。12月中旬の確定までメンバー入れ替えの可能性がある前代未聞の握手会となったが、詰めかけた延べ1000人のファンと笑顔で初めての交流を楽しんだ。
ラストアイドルのメンバーはあくまで“暫定”。レギュラー放送中で、毎週挑戦者が登場し、暫定メンバーの1人を指名。パフォーマンスと自己アピールによる入れ替え戦を行い、随時メンバーが入れ替わっていく、という形式をとっている。Good Tearsは、番組「ラストアイドル」内で敗れたメンバーによるユニットとなっている。
審査方法も独特で、毎週数人登場する審査員のうち、番組内で指名される1人が独断でどちらが勝者か決める。しかも、他の審査員のジャッジも公表されるため、勝敗を決めた審査員の意見が少数派のこともある。プロインタビュアーの吉田豪氏が担当した際はこの状況となり、ネット上で炎上騒ぎにまで発展した。
メンバーが決まっていないにも関わらず握手会に多くのファンが駆けつけた。暫定メンバーの古賀哉子(19、立ち位置番号7番)は「残りたいという気持ちが強くなるので、気持ちを強くさせてくれるのはすごくうれしいです」。メンバーの最年長、吉崎綾(21=立ち位置番号2番)は「(メンバー間の)バチバチはないです」と断言するが、「(メンバーが)変わるのは正直、つらいです」と本音も。
吉崎は「本当にやらせとかまったくなくて」と真剣勝負であることを強調する。「このオーディションって、本当のアイドルを極めているメンバーだと思います。傷つくようなあれもありますよね…。厳しい世界なのに、ちゃんと立って皆の前で笑えている十代の子たちってすごいなって思いました」としみじみと語っていた。
