余裕の安倍首相「安倍晋三コール」起こった 希望も立憲民主も「みんな民主党」

  衆院選投開票日を翌日に控えた21日、与野党党首は各地で有権者に“最後のお願い”を行い、12日間の戦いを終えた。安倍晋三首相(自民党総裁=63)は愛知県などの激戦区を遊説し、東京・秋葉原で最後の訴え。希望の党の小池百合子代表(東京都知事=65)は東京・池袋で演説。立憲民主党の枝野幸男代表(53)の演説には、党の勢いを反映するかのように、多くの聴衆が詰めかけた。22日は一部地域を除き午前7時から午後8時まで投票が行われ、即日開票される。深夜にも大勢が判明する見通しだ。

 自民党の安倍晋三首相は、過去4回の国政選挙でラスト演説を行いいずれも勝利を収めた縁起のいい場所・秋葉原駅前で、悠然と演説を行い、舌戦を締めくくった。

 中高年のみならず、若者も数多く集まる中、安倍首相は北朝鮮の脅威とそれに対抗する平和安全法制の効力を主張。「トランプ大統領といつでも首脳会談を行える、そういう関係を築いてきました」と胸を張った。さらに、アベノミクスの効果で日本の経済が成長したと主張した。

 希望の党や立憲民主党に対しては「よく見れば、みんな民主党じゃありませんか!」とその混乱ぶりを批判。プロ野球のポストシーズンになぞらえ「クライマックスシリーズに出られないからと言って、名前を変えますか?練習するんですよ!」と、舌もなめらかに自らの臥薪嘗胆の道のりを誇った。演説後には、聴衆から「安倍晋三コール」も巻き起こった。

 今年7月の都議選の際は、演説中に「辞めろ」コールが起こり、安倍首相が「こんな人たちに負けるわけにはいかない」とやり返す騒動があった。この日も一部で反安倍派が「モリカケ隠しの解散」などのプラカードを掲げ、「安倍辞めろ」コールを起こす姿も見られたが、大きなトラブルは起こらなかった。

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