女優の黒柳徹子（８４）が２８日、東京・ＥＸシアター六本木で行われた主演舞台「想い出のカルテット」（２９日～１０月１５日）のフォトコールに参加。車いす姿で登場し、熱演を見せた。

　黒柳はこの日の午前中、自身のインスタグラムで「実は私、１カ月前に足を骨折してしまい、手術を受けました」と公表。フォトコール後の取材会では、右足の大腿骨を骨折していたことを明かした。関係者によると、時期はすでに舞台稽古が始まっていた８月末だったが、骨折の理由や全治など詳細は公表しないという。

　黒柳は劇中、すべて車いすで出演するため、舞台にはスロープが設置されるなど、若干の演出変更が行われた。それでも、元々が腰を悪くした老女の役のため、車いす使用にも大きな問題はなし。黒柳は「もうだいたい大丈夫で元気なんですけど、ずっと車いすでやれる役なんで」と笑った。

　芸能生活６４年目を迎える黒柳だが、骨折は「初めてですね」という。骨折からわずか１カ月ながら回復は順調で、「うまくいってたら、歩いて出ようかと思ったんですけど、車いす乗ってた方が皆さんも安心でしょ。どこでつんのめるか分からないし」と、すでに歩行も可能であることも明かした。

　健康維持のため、就寝前にヒンズースクワットを５０回やるのが日課となっている黒柳だが、さすがに骨折後は休止中。「ジャイアント馬場さんに、毎日５０回やれば１００歳まで芝居ができるって聞いてやってたのに、こんなこと（骨折）になるなんてねえ…」と苦笑いだった。