ひふみん、ノリノリで世界史熱弁 映画「ダンケルク」イベントで

 「ひふみん」の愛称で知られる将棋の加藤一二三九段(77)が12日、東京・虎ノ門で行われた映画「ダンケルク」(公開中)の大ヒット記念イベントに登場した。

 映画は1940年に実際に起きた、フランス北部ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍40万人の兵士の救出作戦を描いた。

 25歳の時にチャーチルの「第二次大戦回顧録」を読んだというひふみんは、ダンケルクの戦いがあった1940年生まれとあって、「感動しました」と語り始めると、ここからはひふみん節全開。

 ダンケルクの戦いからノルマンディー上陸作戦まで、英国史を弁舌なめらかに解説。司会者が軌道修正をしようとしたが、ひふみんは「話はちょっとずれますけど」と話を再び世界史に戻し、ノリノリで知識を披露した。

 ひふみんは「不屈の闘志ってのは将棋でもいついかなるときでも最後の最後まで頑張るってのが共通してますよね。絶対に助かる、負けない、という信念が共通しています。私は42歳で名人になりましたが、勇気を持って闘う、相手の前で弱気を出さない、慌てないで、落ち着いて…という4つの心構えで名人になりました」と将棋に例えた上、「でも、ダンケルクの方が命がけの真剣勝負なので。私たちも真剣だけど命はかかってませんから」とお茶目な笑顔。

 さらに、「将棋というのは直感の手が一番いいんです。将棋というのは考えるものではなく、ひらめくものなのです」とレジェンドらしい金言も飛び出し、博識さと見識の深さでともに出席した高樹千佳子(38)や報道陣を圧倒していた。

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