藤井四段ファンクラブ白紙 親族らの意向「10代のうちは難しい」
中学3年生の最年少棋士・藤井聡太四段(15)のファンクラブを設立が白紙となっていたことが7日、分かった。関係者の一人は「藤井四段に迷惑が掛かっちゃいけない」と胸中を明かした。
連勝は29でストップした後も藤井四段フィーバーは継続中。ただファンクラブ構想は暗礁に乗り上げていた。日本将棋連盟や藤井四段の親族が協議した上で「10代が一番棋力が伸びる時期。10代のうちは難しい」と静かな環境で将棋に集中したいとの意向が伝えられたという。
6月には藤井四段の地元・愛知県瀬戸市で、地元ラジオ局などが中心となって「結成準備会」を実施。藤井四段が子どもの頃に通った将棋教室の文本力雄塾長や伊藤保徳・瀬戸市長も駆けつけ、今夏の結成を目指すとしていた。
私人として設立に向け尽力した伊藤市長も周囲に「本人たちの意向を酌みたい」と話しているという。調整にあたった関係者も「それぞれが各ファンとして陰ながら応援していきたい」と話した。