木島ユタカ 10・4メジャーデビュー…民謡界のスターがついに念願叶う

メジャーデビューが決まった木島ユタカ
メジャーデビューが決まった木島ユタカ
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 民謡全国大会グランプリの経歴を持つ歌手・木島ユタカ(34)が10月4日発売のシングル「十年経てば」でavexからメジャーデビューすることが25日、分かった。

 念願のデビューに「何度も諦めかけたステージにようやく一歩が踏み出せた。5歳から始めた民謡。幼い頃は日々に“歌う”ということが当然にありました。学生時代に本格的に意識しだした“歌い手”という生きかた。メジャーデビューは僕にとっての一つの目標でした」と喜びのコメントを寄せた。

 津軽三味線を手に、民謡で培った芯の太い歌唱力と透明でつやのある歌声で話題を呼んでいた木島は7月5日に発売したセカンドアルバム「和のこころ2 ~ケルティック編~」に収録された楽曲で念願のデビューを決めた。シングル化される曲は、Winkの「淋しい熱帯魚」やアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のテーマ曲「残酷な天使のテーゼ」などを手がけた作詞家・及川眠子氏が娘を想う父親の心をつづった詞にスコットランド民謡をのせた。

 歌の実力は幼少の頃から本物だった。94、95年とジュニアの民謡全国大会で優勝。大阪スクールオブミュージック専門学校に進むとR&Bに興味を持ち、06年には、「EXILE VOCAL BATTLE AUDITION」セミファイナルで姿を消した。

 音楽界で個性を発揮するために何が必要か見つめ直し原点の民謡に立ち返る。民謡と現代ポップスを併せながら和の世界観を作り上げていったことで道が開けた。最近では、三味線で洋楽弾き語りカバーを行うなど、歌声を生かした活動が多くの反響を呼んでいた。

 メジャーデビュー後の10月6日に大阪、8日に東京でワンマンライブを開催する。木島は「何度も流した悔し涙は無駄じゃなかったんだと思えるように、今まで支えてくれた方々に僕の音楽で、歌で恩返しがしていけるように、そして1人でも多くの方に僕の歌を聴いてもらえるように死ぬまで歌い続けていきます」と熱く語った。

 【略歴】

 木島ユタカ(きじま・ゆたか) 1983年6月7日生まれ。兵庫県伊丹市出身。94年、コロンビア民謡コンクール全国大会少年少女の部優勝、95年日本民謡ジュニアフェスティバル大会グランプリ。伊丹北高校サッカー部主将を務める。大阪スクールオブミュージック専門学校卒業。テレビ、ラジオなど民謡番組に出演。身長178センチ。B型。日本酒好き。

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