「ガラスの仮面」ラストは20年前に頭の中で完成 美内すずえ氏明かす

連載への思いを口にした美内すずえ氏=東京・松屋銀座
「ガラスの仮面展」オープニングイベントに登場した(左から)吉本実憂、美内すずえ氏、井本彩花=東京・松屋銀座
「ガラスの仮面展」オープニングイベントに登場した(左から)吉本実憂、美内すずえ氏、井本彩花=東京・松屋銀座
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 演劇漫画の名作「ガラスの仮面」の作者・美内すずえ氏が23日、東京・松屋銀座で行われた「連載40周年記念 ガラスの仮面展」(9月4日まで)オープニングイベントに出席。未完作品のラストは、自身の頭の中で20年前に完成していることを明かした。

 1976年から描き始め、2016年に連載40周年を迎えた国民的少女漫画にちなみ、国民的美少女コンテストグランプリの吉本実憂(20)、井本彩花(13)と共にイベントに参加した。トークでは、連載について、「昨日のことのようで気がついたら年数がたっていた。40年の重みはあんまりないんですね。だから、やり続けられるんだと思います」と振り返った。

 「ガラスの仮面」は、天才少女・北島マヤと宿命のライバル・姫川亜弓が演劇界の幻の名作「紅天女」の主役の座をめぐって競い合う姿を描き、いまだに完結していないことからクライマックスに注目が集まっている。

 美内氏は最後はしっかり描かれるかについて、「大丈夫です」と語ると、「ラストは20年以上前から最終ページの構図まで決まっています。なぜ、行きつかないのか。『紅天女』(のストーリー)を充実させたい」と思いを口に。長年ラストを待ちわびるファンに対して、「健康に気をつけて、ついてきてください」とユーモアたっぷりに呼びかけた。

 漫画は現在も月刊誌「別冊花とゆめ」(白泉社)で連載は続くが、単行本は12年10月に49巻を発売して以降、発刊されていない。関係者によると、漫画は単行本、文庫版向けに書き直すこともあることから、時間がかかるという。

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