安藤優子、母の認知症を告白「介護って悪いことばかりじゃない」

 キャスターの安藤優子が18日、フジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」で、この日亡くなったことが分かった俳優の砂川啓介さん(享年80)が、認知症を患う妻で女優の大山のぶ代さんを介護していたことに触れ、自身の母も認知症を患っていたことを告白。「介護って悪いことばかりじゃない。だからこそ、心残りのまま逝かれたのかな」と自身の体験を元に、砂川さんの思いを推察した。

 番組では、砂川さんの訃報を冒頭から特集。以前、番組で行った単独インタビューを放送し、砂川さんの大山さんへの愛があふれるコメントを紹介。砂川さんは認知症を患っている大山さんを残して「先には逝けない」と話していた。

 砂川さんの死を大山さんが認識しているかは分からないが、安藤は「私の母も認知症で」と切り出し、「父が先に亡くなった時、その時は(父の死が)分かるけど、その後(父は)どこいっちゃったんだろうとなっていた。しばらく経つとあれ?(父は)どうしちゃったんだろうとなっていたんで…」と、母は一瞬は死を理解するものの、そのことを忘れてしまっていたと振り返った。

 また、砂川さんはインタビューで、自身が大山に習った料理をしている時に大山が寄ってくることから「娘が出来たみたい」などと語っていたことにも触れ「母の経験で恐縮なんですが、(認知症患者は)めちゃめちゃ子供に戻って、すっごく可愛らしいことしたり、やったり、表情を見せてくれることがある」と述懐。そして「砂川さんも(大山さんを)自分の娘みたいとおっしゃるのも分かるような気がして…」と自身の体験に重ねてコメントした。

 「認知症って悲劇的にしか捉えられない事が多々あるけど、介護って悪いことばかりじゃないんで」と訴え「だからこそ、(砂川さんも)心残りのまま逝かれたのかなと…」と、砂川さんの心中を慮っていた。

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