YOSHIKI、痛みに耐え術後初ライブ「地獄です」…ドラム&Xジャンプ完全復活を約束

 「頸椎椎間孔狭窄症(けいついついかんこうきょうさくしょう)」のため5月16日に人工椎間板置換手術を受けたX JAPANのYOSHIKI(年齢非公表)が11日、大阪城ホールでX JAPANの世界ツアー初日公演に参加し、術後初のライブパフォーマンスを披露した。

 首への負担を考慮し、ドラムではなくピアノで参加。痛み止めを服用して臨んだ。開演前の会見では「(鍵盤の)どの音をたたいても痛い。地獄です」と話したが、手術からの完全復活について「早ければ年内に」とめどを明らかにした。

 予定から1時間10分おして午後8時10分に始まったステージでは、白いジャケットに、首を保護する黒いサポーター姿で登場した。「本当だったら、ここにドラムセットがあるはずだけど、今日はピアノになってしまった。やれるかどうか悩んだが、みんなのおかげでコンサートができて感謝しています」とあいさつ。会場からは「YOSHIKI~!」と悲鳴のような歓声が上がった。

 同バンド史上初の全編アコースティックの編成で、聴衆が両手をクロスさせてジャンプする「Xジャンプ」は封印。しかしYOSHIKIはピアノ演奏で「紅」などを披露し、全20曲で1万人の聴衆を魅了した。

 アンコールのMCでは「近いうちにドラムをたたけるようになって、みんなにXジャンプしてもらえるようになる」と約束。また「必ず元気になって戻ってくるからな!」と叫び、「WE ARE X!」と3度連呼。ファンと心を一つにして、ツアー初日の幕を閉じた。

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