谷川九段が語る学業と将棋の両立苦労 それでも「高校に進学して良かった」

 現在中学3年生の藤井聡太四段だが、高校進学か、そのままプロに専念するのか注目も集まる中、同じく中学でプロ棋士となった谷川浩司九段が10日、フジテレビ系「ノンストップ!」のインタビューに応じ、自身の将棋と学業の苦労について語った。

 先日30勝目を飾り、ますます注目が集まる藤井四段。普通ならば来春にも高校へ進学となるが、藤井四段と同様、中学生で棋士となった谷川九段は「棋士になりますと、遠征の対局もありますので、休む日数も増えてくる」と、どうしても学校を休まなければならない日が増えてくると説明。

 そうなれば自然と授業の遅れもでてくるが「授業を受けておかなければ理解できない科目もありますので、成績が落ちていったということはありました」「英語、社会など、きちんと時間をかけて覚えなければいけない科目もありますからね。そういうことについてはなかなか大変だったと記憶している」と、自身の中学生時代を振り返った。

 それでも谷川九段は高校へ進学した。「将棋の世界は少し特殊なので、あまり早い段階で将棋だけの生活になってしまいますと、将棋界の常識が一般の常識だという風な捉え方をしてしまうことも出て来ますので。私自身は高校へ進学しておいて良かったなと思っている」と、コメント。学業と将棋の両立は決して簡単ではないが、その後の事も考え、高校に進学してよかったと語っていた。

 ちなみに、中学生でプロ棋士となったのは、谷川九段、藤井四段の他に加藤一二三九段、羽生善治三冠、渡辺明竜王がいるが、いずれも高校に進学している。

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