２９連勝中の藤井聡太四段の次戦は７月２日の竜王戦決勝トーナメントで、大台の３０連勝を懸けてホープの佐々木勇気五段（２２）と対戦。終盤まで熱戦が予想される。
佐々木五段は２０１０年プロ入り。１３年の加古川青流戦で優勝、１６年の棋王戦では挑戦者決定戦まで進出した実力者。プロ棋士を養成する奨励会時代から評価が高く、将来を期待されている。
藤井四段が２９連勝を決めた２６日。朝の対局室には佐々木五段の姿があった。藤井四段が勝てば、次に対戦することが決まっている。早くも、大きな注目を集める中学生棋士に火花を散らしていた。佐々木五段は終盤力にも定評があり、好勝負が期待できそうだ。
