内藤九段が予想 29連勝の藤井四段は羽生三冠超える「すべてそろえている」

 最年少プロ棋士の藤井聡太四段(14)が26日、都内の将棋会館で行われた竜王戦決勝トーナメント1回戦で増田康宏四段(19)を91手で破り、デビュー以来の連勝を「29」に伸ばし、歴代最多連勝記録の単独1位に躍り出た。

 棋聖2期、王位2期を保持し、デイリースポーツの詰め将棋連載でおなじみの内藤國雄九段(77)が取材に応じ、史上最多の29連勝を達成した藤井四段に対し「タイトル獲得数で言えば、羽生善治三冠、谷川浩司九段を抜く可能性大やね」と“羽生超え”を予想した。

 藤井四段は小学校の卒業文集で「将棋の横綱になる」と宣言した。内藤九段は自身の経験から“横綱”になるには「才能、努力、強運、素直さ、の4要素が必要」とした上で藤井四段が「すべてをそろえている」と断言した。

 その中でも「強運」については「昨年12月のデビュー局で加藤一二三九段と対局したこと」と指摘。抜群のネームバリューを持つ加藤九段との対局とあって大きな注目を集めたが、デビュー局で多くの報道陣に囲まれ、注目された経験がその後に大きくプラスになっていると分析した。

 また、会見で「僥倖」「望外」など一般的には難解な言葉を繰り出す“藤井語録”についても「先輩の自戦記を読んでいるでしょう。“僥倖である”とかたくさんでてくる。先輩の自戦記で学んでいるね」と“猛勉強のあらわれ”と推測した。

 快進撃が社会現象となっていることに、内藤九段は「暗い話題が続いていた将棋界が盛り上がって良かった」と喜んだ。

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