朝ドラ脚本の北川悦吏子氏 「わざと」会わずに主役を判断

 NHKが20日、来春の朝ドラ「半分、青い。」(来年4月2日スタート予定)のヒロイン・楡野鈴愛(にれの・すずめ)役が永野芽郁(17)に決まったと発表した。脚本を担当する北川悦吏子氏も発表会見にコメントを寄せ、オーディション会場にはあえて行かず、「VTRだけで」自身の判断を下したと明かした。

 カメラテストという、実際に撮影で使用されるカメラをまわしての演技テストでは、永野は「多彩な顔を見せてくれる」と高く評価された。しかし、その場に北川氏はおらず。その理由がコメント文で明かされた。

 「直接会うと、体温というか、テレビカメラには反映されない、余計な情報が入ることを懸念しました。その場の、雰囲気とか。『半分、青い。』は、舞台ではなく、テレビ。テレビに映ったその人の魅力が全て、なので間違わないように、わざと、直接には会わないで、カメラテストのVTRだけで、判断しようと思いました」

 スタッフからカメラテストのVTRを受け取り、「穴の開くほど、見つめ」、吟味した結果、永野がヒロインの鈴愛にふさわしいと判断した。制作統括の勝田夏子氏によると、北川氏は最終候補者たちの一般に出回っている動画も見比べた末に結論を出したといい、「見れば見るほど鈴愛っぽいということで意見が(われわれと)一致しました」と振り返った。

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