舘ひろし人生初!?“しょぼい男” ダンディーな役柄と真逆もやる気

 俳優・舘ひろし(67)が映画「終わった人」(2018年公開)に主演することが13日、分かった。

 内館牧子氏(68)の同名小説を実写化した同作で、舘は出世争いに敗れ、定年退職を迎えた銀行マン役。W主演で妻を演じる黒木瞳(56)との関係性に悩むしょぼくれたダサい初老の男をコミカルに演じる。

 昨年、映画「さらば あぶない刑事」で、ダンディーな姿を見せた舘。当初は“かっこいい舘ひろし”のまま俳優人生を終えることも考えていたが、出演依頼を受けて心変わり。「これは俺のやるべき映画。どこかのタイミングでこういうことも引き受けないと」と出演を決心した。タイトルに関しては「かなり辛らつ」と軽くショックも受けているが「笑えて、最後にジーンとくる映画になると思います」と確信している。

 頑固な妻を演じる黒木とは4度目の共演。「安心感は半端ないです」と絶対の信頼を置く。4月には盛岡で桜のシーンを撮影。中田秀夫監督(56)は「すてきだなと思いながら撮ってます」と2人にほれぼれ。「リング」など“ホラーの巨匠”にとってコメディー初挑戦となるが、自ら選んだ主役の2人の姿に自信を深めていた。

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