藤井四段 公開対局中止へ 一般観戦OKも混乱必至…17日の次々戦

 次々戦の公開対局中止が濃厚になった藤井聡太四段
 5月18日に関西将棋会館5階の対局室で竹内雄悟四段との対局に臨んだ藤井聡太四段=大阪・関西将棋会館
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 最年少プロ棋士で公式戦25連勝中の藤井聡太四段(14)の次々戦で、17日に大阪・関西将棋会館で行われる「朝日杯将棋オープン戦」の藤岡隼太アマ(19)との対局が、例年の公開形式から非公開となる可能性が高いことが12日、分かった。13日にも発表されるとみられる。藤井四段の快進撃で注目が高まる中、混乱を避けるべく“対策”が取られる。大阪会場で行われる「朝日杯」の「プロVSアマ一斉対局」は、これまで一般公開で行われており、非公開となれば初。

 過熱する藤井フィーバーを受け、異例の措置が取られる可能性が高くなった。

 これまで大阪会場での朝日杯「プロVSアマ一斉対局」は一般公開され、熱心な将棋ファンが見守ってきた。しかし、連勝記録を積み重ねる14歳への注目は上昇するばかりで、「徹夜で並ぶ人などが出てくるかもしれない」(日本将棋連盟関係者)などの懸念が浮上。抽選入場なども検討されたが、混乱を避けることが優先され見送られた。非公開への“変更”となれば、藤井四段のみならず、すべての対局に適用され、初の対応になるという。

 昨年までは混乱とは無縁だった。当日、関西会館で行われるプロ棋士による大盤解説への参加者が対局室にも出入りでき、観戦する仕組みだった。大盤解説の定員は80人だが、参加者は多くても70人ほど。その中から対局室を訪れていたファンは20~30人程度だったという。

 12日現在、連盟の公式サイトには、17日は例年同様に公開対局と記載されており、すでに問い合わせもあるという。13日にも非公開が決定するが、プロ棋士による大盤解説は予定通り行われる見通しだ。

 なお、藤井四段は、次戦となる15日の順位戦C級2組で瀬川晶司五段(47)を撃破すれば、17日の現役東大生アマ・藤岡戦は27連勝が懸かる。

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