トーハン 6年以上「文春」に貸し渡し 「週刊新潮」中づり広告問題で社内調査公表

 出版取次業大手トーハンが発売前の「週刊新潮」の中づり広告を、ライバル誌「週刊文春」を発行する文芸春秋に渡していた問題で、トーハンが5日、11年春から6年以上にわたり、ほぼ毎号の中づり広告を貸し渡していたとする社内調査の結果を公表した。

 社内調査によると、週刊新潮の中づりは03年4月ごろから、発売日2日前には納入されており、05年以降、「自社は校了後であり内容変更できない」などと話す文春の営業担当者の求めに応じ、広告の内容をメモに取ることを黙認。11年からは貸し渡していた。

 週刊新潮編集部は「到底看過できない不正行為であり、ジャーナリズムの信頼性の根底を揺るがす重大問題。文芸春秋には猛省を促したい」とコメント。文芸春秋は記事盗用などを否定している。

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