江原啓之とふかわりょう、テレビの報道姿勢に疑問

 スピリチュアリストの江原啓之(52)とタレントのふかわりょう(42)が、31日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」で、テレビの報道姿勢に疑義を呈した。

 番組では、ジャーナリストの詩織氏(28)が、2015年4月に元TBS記者でジャーナリストの山口敬之氏(51)から準強姦被害を受けたと訴えている話題を紹介。

 東京地検は16年7月に山口氏を不起訴処分とした。詩織氏はこれを不服として検察審査会に審査を申し立てたことを5月29日の会見で明らかにし、「私の知り得ない立場からの力」と、何らかの圧力を示唆した。

 安倍政権の内幕をつづった著書「総理」で知られる山口氏は、自身のフェイスブックで「一昨年の6月以降当局の調査に誠心誠意対応しました。当該女性が今回会見で主張した論点も含め、1年余りにわたる証拠に基づいた精密な調査が行われ、結果として不起訴という結論が出ました。よって私は容疑者でも被疑者でもありません」などと反論している。

 江原は「私ホント不思議に思うんですよ。紙(媒体)でもそうだけど、テレビとかでもあまり報じられていない。取り上げてないでしょ?おかしいでしょ?」と、テレビでの報道の少なさを指摘。

 「もしホントにね、安倍首相がこれに絡んでたんなら、これ恐ろしいなって思って」「ホントにそう(不起訴だから報じない)なの?って、力かかってないの?って気がしてしまって」とテレビの報道姿勢に疑義を呈し、「ホントに今日、取り上げるの?これって、僕はちょっとビックリするのと共に、ああ、この番組って素晴らしいなって何か、逆に思っちゃった」と「5時夢」の姿勢を評価した。

 MCを務めるふかわも「確かに不自然な空気が漂っているので」「この件に限らず、テレビでなぜか扱わないことって、時々あるかと思いますけど」「テレビで扱わないことが、逆に信憑性を増しさせてしまうこともあるかとは思うんですが」と、慎重な言い方ながら江原に同調。

 江原は「怖くないですか?それって。この国ってやっぱり、報道って、とかいろいろ、表現は、自由じゃないですね」と、日本の現状を批判した。

 ちなみに国際NGO「国境なき記者団」が発表する、180の国と地域を調査対象にした今年の報道の自由度ランキングで、日本は72位とG7(主要7カ国)では最下位。2010年は11位だった。

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