海老蔵「私の中で音を立てて物事が変わりだし…」

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)が27日、ブログを更新し、歌舞伎への思いを吐露した。この日は歌舞伎座で上演中の「團菊祭五月大歌舞伎」が千秋楽を迎える。海老蔵は「今月から何やら私の中で音を立てて物事が変わりだし、歌舞伎というものへの捉え方が変わりました」と心境の変化があったことを明かした。

 歌舞伎の世界では40、50はハナタレ小僧という言葉があるが、不惑を前にした海老蔵も「歌舞伎道はようやく始まりだしたかな?!と思うような、手ごたえです」と期するものがあった様子。「さぁ!ぼちぼち真剣に歌舞伎やりだすかなー、と言ったような心境に近いんです何故か…」と、戸惑いも告白した。

 歌舞伎には400年の歴史があるが「歌舞伎にはもっともっと現代の人々の生きるヒントとなる本来の力がある。歌舞伎にはもっともっと現代の人々の知らない本質がある。それに私はふれたい」と歌舞伎俳優として、真摯な思いを記していた。

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