一ノ瀬文香とデヴィ夫人、同性婚めぐり激論

 ダンサーの杉森茜と行っていた同性婚の破局を12日に公表したタレントの一ノ瀬文香が14日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で同性カップルの実情について語った。

 芸能ニュースのみならず、社会的関心事にも積極的に取り組んでいる「ワイドナショー」らしいゲストのキャスティングとなった。一ノ瀬は結婚式がメディアに取り上げられた経緯を鑑みて、「別れたことも、ご報告するのが筋なのかなと2人で相談しました」と破局を公表した理由を説明した。

 番組では杉森との婚姻届は受理されなかったことやパートナーシップ制度について一ノ瀬が語った。東京都では渋谷区、世田谷区で同性のペアに向けた制度がある。渋谷区では「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」に基づき、パートナーシップ証明書の交付を行っている。世田谷区は同性カップルの「気持ちを区が受け止める」という形をとっており、「世田谷区パートナーシップの宣誓の取扱いに関する要項」に基づき、該当するカップルの宣誓書を区が受け付け、その受領書を交付している。

 一ノ瀬はこうした各自治体による証明書、受領書の交付は、それ自体に法的な具体的な効果は「ないです」と言い切る。「何ができるという具体的ないいものではなくて、発行していること自体が同性愛カップルを認めているという。そこです」と制度への感想を語った。

 同性同士の結婚については、この日出演していたデヴィ夫人が「愛し合うのは認めますよ。結婚は自然の摂理に反すると思う。結婚は子孫を残すことですから、それに反します」と反対の立場をとった。松本人志は「落ち着いたり安心できたり、幸せやなと思うことはあってもいいんじゃないですかね」と思いを述べた。

 「結婚は子どもをもうけるためではない」という考えの一ノ瀬は「そういう自治体が増えていって最終的に同性婚の法制化につながればいいなと思います」とした。「今だと『同性婚』という言葉で、(自分たちのようなカップルが法律的にも)婚姻していると思っている人たちが結構いるので。渋谷区に行ったら婚姻できるんでしょと思っている人が結構いるので。その誤解も解いて、(法的な婚姻が)できるように」と現状も踏まえて同性カップルの結婚実現へ思いをはせた。

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