作家の内館牧子氏（６８）が７日、都内で行われた「第７回『忘れられない看護エピソード』表彰式」に審査員として出席。４月上旬に、右足の甲を複数箇所骨折する全治６カ月の重傷を負ったことを明かした。

　右足にギプスをはめ、車いすで登場した内館氏は、「昨年は肺炎で欠席しまして、今年はこんな体たらく…。でも、２場所連続で休場するわけにもいきませんので」と元横綱審議委員らしいジョークで説明。４月６日に東京の花見名所、六本木・さくら坂で、桜に見とれて段差を踏み外し転倒したと説明した。

　転倒時に頭を打ったが、頭部には異常はなし。だが、右足の基節骨、中足骨を骨折し、全治６カ月と診断された。

　医師からは手術を勧められたが、内館氏は「心臓病をしたこともあって全身麻酔で手術はしたくなかったんで、ギプスで治そうと」と、手術せずに自宅療養することを選択。「足の腫れはだいぶ引きましたけど、最低３カ月はギプスをしてないといけない」とした。

　この日は負傷後初のイベント出演。１４日からは大相撲夏場所も始まるが「残念ですけど、休場ですかね…。稀勢の里を見たかったのに」と苦笑。「秋場所には治して見に行けるように」と話した。