最年少プロ棋士・藤井四段が16連勝 新人王戦準々決勝進出

 将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が4日、大阪市の関西将棋会館で行われた新人王戦3回戦で、先手の横山大樹アマを破り、自身の持つデビュー後の連勝記録を「16」に更新した。

 膠着(こうちゃく)状態をしのぎ、攻めに転じて、押し切った。新人王戦の準々決勝に進出を決め、将棋界の神童が、初タイトルへ“マジック3”とした。藤井四段は「途中苦しい将棋もたくさんあったので、16連勝できたのは本当に幸運だと思います」と冷静に語った。

 午前10時に始まった対局は、振り駒で横山アマの先手で始まった。中盤までは一進一退。一時は横山アマの攻勢に、藤井四段の不利と見られたが、徐々に有利な状況を形成。定評ある終盤の寄せで、立命館大将棋部出身の強豪アマに貫禄勝ちした。

 将棋会館に入る藤井四段はブルーのリュックサックを背負い、スーツにエンジのネクタイ姿。待ち受ける多くの報道陣に一礼をした。12時からの昼食では、ぶっかけそばに舌鼓を打つなど、最年少棋士らしさをのぞかせながら、注目の対局に臨んだ。

 年間の連勝記録は「28」だが、そこへ向けては「途方もない記録ですので、自分が一局、一局やっていきたい」と語っていた。

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