ビートたけし 浅草ロック座ママの一代記「映画にしたかった」

 通夜に参列後、故人との思い出を語るビートたけし=都内
 祭壇にはロック座を経営していたころの写真が飾られた=都内
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 4月28日に胃がんのため亡くなった老舗ストリップ劇場「浅草ロック座」の斎藤智恵子名誉会長(享年90)の通夜が1日、都内で営まれ、「ママ」と慕っていたタレントのビートたけし(70)ら約400人が参列した。

 たけしは斎藤さんの一代記を映画化する計画があったと告白。主演は岸本加世子(56)をイメージしていたそうで、「台本を書き直せばできると思うんだけど…」と惜しんだ。

 ストリッパーから経営者となり、70年代からロック座を支えてきた斎藤さん。たけしは浅草で下積み修業していた当時から憧れ、20年ほど前の初対面以来親交を深めていた。

 晩年は経営する定食屋でタダ同然で食事を振る舞い、刀傷沙汰などの“伝説”も多数。「女でよかった。男だったら全国制覇してるか殺されてるかって気性の人だった。裸一貫ですごい人」とたけし。昨年3月に浅草のライブで顔を合わせたのが最後といい、「100歳まで生きると思ってたから」と寂しさをにじませた。

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