近江が13大会連続準決勝進出 元翔之介投手が圧巻の“マダックス”達成 「ハジメボール」駆使し4安打無四球96球完封

 「高校野球滋賀大会・準々決勝、近江5-0彦根東」(21日、マイネットスタジアム皇子山)

 近江がバッテリーを中心とした一丸の野球で、13大会連続35回目の準決勝進出を決めた。

 二回1死三塁と序盤でつかんだチャンスでは、先発で、打順には打撃も買われて7番・DHに入った元翔之介投手(3年)が、しぶとく左前にはじき返す先制打。

 四回には主将で元を引っ張る杉本将吾捕手(3年)が、左へソロ本塁打を放ち、元を盛り立てた。

 追加点が欲しい七回には1死二、三塁という好機をつかみ、ここで小森博之監督が、猿田怜成選手(3年)を代打起用。これがピタリとはまり、中前へ2点タイムリー。彦根東を突き放す殊勲打となった。

 元は初回、先頭打者に二塁打を許したものの、そこから五回まで無安打など、緩急を使い分ける安定した投球。187センチの長身を生かしたMAX141キロの4シームと、同じ軌道から球を動かす2シーム、通称「ハジメボール」(小森監督)を低めに集め、終わってみれば4安打、無四球完封。96球での“マダックス”を達成し、3年ぶり甲子園に向け弾みをつけた。

 元はハジメボールについて「光泉カトリック(19日、3回戦)から使い始めました。何キロ、というよりも動いてくれるので、そういう球がある、と思わせるだけで4シームも生かせる」と手応えを口にした。

 夏の聖地へ、あと2勝。「(他県では)強豪が負けてることが多い。でも近江は絶対に甲子園」と、身につけたばかりの魔球を駆使し、頂点へと駆け上がることを誓った。

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