神戸山口組が分裂 新組織は「任侠団体山口組」

 指定暴力団神戸山口組(本拠地・兵庫県淡路市)から離脱する動きが指摘されていた直系組長らが30日、同県尼崎市で、新組織の結成に向けた会合を開いたことが同日、分かった。会合後に関係者が取材に応じ、新組織の名称を「任侠(にんきょう)団体山口組」とし、代表を傘下の有力団体「山健組」(神戸市中央区)の幹部が務めると明らかにした。

 神戸山口組は15年8月、指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から分裂し、対立抗争状態にある。神戸山口組が事実上の分裂状態に入ることが確実となった。代表を務めるとみられるのは、神戸山口組幹部の山健組副組長(50)。組織内の人事を巡る不満などを背景として山健組を離脱し、他に直系組長ら数人も新組織に参加するとみている。

 30日午後、尼崎市の暴力団事務所に組関係者らが続々と到着し、県警の捜査員や機動隊員が周辺を警戒した。警察庁によると、昨年末時点で、山口組の構成員は約5200人、神戸山口組の構成員は約2600人。警察庁は昨年3月、両団体が「対立抗争状態」にあると認定している。

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