TV名物司会者セクハラ降板 口止め料14億円支払い報道も
米メディア・21世紀フォックスは19日、セクハラ疑惑が浮上していた傘下の保守系FOXニュース番組の名物司会者ビル・オライリー氏が番組を降板すると発表した。降板の理由は「疑惑の詳細かつ入念な審査」の結果としている。
米紙ニューヨーク・タイムズは、オライリー氏とFOXは、同氏からセクハラを受けたと主張した女性5人に対し、提訴したり口外したりしないことを条件に2002年以降、口止め料として計1300万ドル(約14億円)を支払ったと報じていた。女性人権団体などが批判。50社以上が番組への広告を取りやめ収入が激減していた。
オライリー氏は「全く根拠のない主張のせいで(FOXと)離別することに大いに落胆している」との声明を発表した。