寺島しのぶ、日仏ハーフ長男に歌舞伎俳優強制せず 5月に歌舞伎座初お目見えも

 女優の寺島しのぶ(44)が28日、都内で行われた映画「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」(31日公開)の公開記念イベントに登場。日仏ハーフの長男・眞秀(まほろ)君(4)について、寺島自身が歌舞伎の道に進ませたがってるとの見方について、「本当にありません」と否定。将来的に歌舞伎俳優になるかどうかは「全く分からない」と語った。

 寺島の夫はフランス人クリエイティブ・ディレクターのローラン・グナシア氏(49)。眞秀君は5月に東京・歌舞伎座で開催される「團菊祭」の『魚屋宗五郎』のでっち役で初お目見えすることが決まっており、日仏ハーフの歌舞伎俳優としての道を進むことになるのか、注目を集めている。

 父で歌舞伎俳優の尾上菊五郎(74)が音羽屋の大名跡「梅幸」を継がせたいと話していたことに関して、会見で質問されると、「父はサービス精神が旺盛ですから。私は(音羽屋の)枝葉を外れていますので。それは重々承知しております」と冷静にコメント。

 「何でそんなこと言うんでしょうね。世の中は私が歌舞伎役者をどうしてもやらせたいって感じになってますが、それはないんです。4歳だけど彼は自我が強いんで、父が彼に聞きにきて(本人が)『やりたいです』と言ったんですよ」と強制する気持ちはないことを伝えた。

 また「将来は全く分かりません。この舞台で歌舞伎が大好きになるのか大嫌いになるのか。やるとなっても場があるのか。そんな簡単じゃないです」と“初お目見え=歌舞伎俳優の道”ということは否定した。

 すでに稽古は始まっており、寺島も眞秀君に同行しているが、口出しは一切していないという。「私がしゃしゃり出るところではない。なんとか私抜きで頑張ってほしい」と胸の内を明かし、「眞秀がけがしないか、インフルエンザにならないか?とかは心配。健康で25日間乗り切らせます」と誓った。

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