綾小路、DJ OZMAは「メンバーに振り向いてもらうため」だった

 ロックバンド氣志團が27日、フジテレビ系「ノンストップ!」のインタビューに応じ、綾小路翔が結成20年の紆余曲折に言及。綾小路は2006年にDJ OZMAとしてソロ活動を行った当時のことを「メンバーの心の氷を溶かすのは至難の業だった」と振り返った。

 番組では結成20周年を迎えた氣志團に直撃インタビュー。その中で綾小路は2006年から3年間の活動休止期間について振り返った。

 綾小路は「このままやっていてもいつかダメになるから練習したいとか、曲作りしたいとか、1回休憩したいとか、それぞれの考えがあって、みんなの意見が若干ずれて、多分そこに僕がスネてDJ OZMAっていうのをやったんですけど」と当時を述懐。メンバー間の意見がまとまらなかったことで綾小路が「スネた」と、休養原因を表現した。

 そんな気持ちで始めたDJ OZMAは「世間をアッといわせてやろうというよりは、彼ら(メンバー)に俺のことをもう1回振り向いてもらうため」だったと、世間ではなく身内に向けたものだったと説明したが「メンバーの心の氷を溶かすのは至難の業で、それに3年ぐらいかかちゃった」と語った。

 ようやく心の氷が溶けた09年に活動を再開するも、今度はドラムの白鳥雪之丞が職業性ジストニアという、筋肉が意思通りに動かない病気に冒され休養を余儀なくされた。「自分の体の一部が亡くなるようなもんだから」と綾小路もショックの大きさを吐露。白鳥はバンドを止めたいと言ってきたというが「帰ってきたいときに帰ってくればいいし、そうじゃなきゃそうじゃなくていいし」と、「無期休学」という形を取っているとも説明。そんな白鳥も今年1月のライブに1曲だけ参加し、ファンを湧かせた。

 そんな紆余曲折を経てバンドは今年で20年を迎えた。綾小路は今の現状について「バンドって楽しい、氣志團って楽しい、なんでもいいから喜んでくれればいいんだっていう精神のバンド。今、最もいい時期を迎えている気がする」と笑顔を見せていた。

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