侍無念でテレ朝もガックリ 13年大会に続き日本のWBC決勝戦放送できず

 WBC日本代表「侍ジャパン」は21日(日本時間22日)、準決勝で米国に1-2で今大会初黒星を喫し、決勝進出を逃した。2大会連続で決勝を放送するテレビ朝日は、2013年に続く日本の準決勝敗退にショックを隠せなかった。

 同局では社員が米国戦を祈るように見守った。1点を追う八回2死一、二塁で4番のDeNA・筒香嘉智外野手(25)が打った瞬間に大歓声が上がったが、右翼手に捕球されるとため息が漏れた。今大会はTBSとともに中継。テレ朝は1次リーグ中国戦が平均視聴率18・0%、2次リーグのオランダ戦は25・2%、イスラエル戦も25・8%と好調だっただけに、同局関係者は「本当に残念。日本の敗戦はショック」と大きく肩を落とした。

 日本が世界一をかけて戦う試合と他国同士の決勝戦では雲泥の差だけに、同局が落胆するのも無理はない。06年の第1回大会決勝はキューバを下した日本が初代王者に輝き平均視聴率43・4%(日本テレビ)を記録。韓国を破り連覇した09年大会も36・4%(TBS)だった。テレ朝が決勝を中継した13年大会は、今大会と同様に日本が準決勝で敗退。ドミニカ対プエルトリコの決勝戦は生放送から深夜の録画放送に切り替え1・8%だった。

 今大会の決勝戦は23日午前9時55分から予定通り生中継される。同局は同日深夜0時30分からサッカー日本代表のW杯アジア最終予選UAE戦を生中継するだけに、関係者は「深夜からサッカーもあります。切り替えたい」と話していた。(数字は関東地区、ビデオリサーチ日報調べ)

 テレビ朝日系のABCテレビ編成部・小林正太郎部長の話「日本代表が決勝に進めなかったのは残念に尽きるが、強化試合を見る限り、厳しいという印象があった。6試合勝ったのは出来過ぎとも言える。ありがとうと言いたいくらい。中継では毎回、20%超の視聴率をいただいたので、感謝しています」

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