漫才コンテスト「Ｍ－１グランプリ２０１６」覇者の銀シャリ・橋本直（３６）が伊丹大使に就任し、２１日、兵庫県の伊丹市役所で委嘱式に出席した。

　伊丹市にゆかりのある各界著名人が任命される同大使には、ほかにヤンキース・田中将大投手、女優・有村架純、吉本興業の先輩・石田靖ら１７人が名を連ねる。そうそうたるメンバーと肩を並べる形となった橋本は「他の方々はすごい方ばかり。僕は稼いでいるお金の額が違う（安い）ので、大使にふさわしい人間になりたい」と、さらなる活躍を誓った。

　藤原保幸市長（６２）から委嘱状と大使の名刺、伊丹市産の日本酒などを贈られ「伊丹はお酒がおいしく、大人のデートが楽しめる街。初めての彼女とも、２番目の彼女とも、デートは（大阪空港近くにある）伊丹スカイパークだった」と話し「今は彼女募集中なので、名刺の裏に電話番号を書いて女性に渡したい」と張り切っていた。

　４月からは東京進出が決定しているが「月２回のペースで帰ってきたい」と地元愛をアピール。「伊丹市はこんないいところなんだと、関西だけでなく関東の人にも知ってもらえるように。伊丹市をネタにした漫才を作って、面白く伝えたい」と意気込みを語った。