「森のくまさん」騒動 訳詞者代理人、慰謝料「回答控える」…合意条件は明かす

 童謡「森のくまさん」の替え歌をめぐる騒動で、ユニバーサルミュージックと替え歌を歌うお笑いタレント・パーマ大佐、訳詞者の馬場祥弘氏との間で1日、合意が成立した。馬場氏の代理人を務める三木秀夫弁護士が報道各社にFAXで「合意成立」「円満解決」と発表した。三木弁護士はデイリースポーツの取材に応じ、歌詞カードなどに「加詞・パーマ大佐」と記載することなどが合意の条件となったことを明かした。

 一方で、馬場氏側は当初、CDの販売差し止めなどとともに、慰謝料300万円を求めていたが、最終的な慰謝料等の有無について、三木氏は「回答を差し控えます」とした。

 合意成立の結果、今後、CD販売の継続や、パーマ大佐の替え歌芸のパフォーマンスに関しても、両者の交渉の結果、問題がなくなったという。

 ただし、条件として、今後CDを増版する場合は、歌詞カードに「加詞・パーマ大佐」と記載することと、現在ネット上にアップされている替え歌の動画に関しても、同様の記載を行う措置をとることで合意。三木氏は「すでに動画に関しては、対応していただいたと連絡を受けています」と話した。

 三木氏が報道各社に贈った書面では、騒動の発端について「双方の認識に違いがあった」と説明。今回、ユニバーサルミュージックとパーマ大佐が、馬場氏に改めて経緯説明したところ、馬場氏も相手側が誠意ある行動をしていたことが分かり、両者で訳詞の著作者人格権が馬場氏に帰属していることを確認したうえで、馬場氏がCD販売やパフォーマンスを「快諾し、円満解決に至りました」としている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス