梅宮辰夫 親友・松方弘樹さんは「昭和の映画スター。大したヤツ」

 俳優の梅宮辰夫(78)が24日、神奈川県内で取材に応じ、21日に亡くなった親友・松方弘樹さん(享年74)の密葬に参列したことを明かし、火葬場で目の当たりにした遺骨に「人間ってこんなに簡単なのかとつくづく思った」と涙ながらにその死を悼んだ。

 -最後に会ったのは。

 「(昨年)12月20日ですね。『おい!』って話しかけても返事がない。そのうちせき込んできてね。苦しそうになったので、おいとましました。昨日(23日)聞いたんですが、治療が終わったら、僕と一緒によく釣りに行っていた沖縄の与那国島に行ってリハビリするんだ、と言って楽しみにしていた、と」

 -俳優・松方弘樹はどんな人?

 「昭和の映画スター。今、あいつみたいな生き方をしたら芸能界ですぐにつぶされてしまう。次々と女を作って。今の芸能人は『すみません、すみません』って態度。でもあいつは一歩も引かない。大したヤツだ。モテ方が違いましたよ」

 -釣りが二人をつないでいた。

 「2カ月くらい前に『(伊豆)大島でまぐろが釣れる!行くぞ!早く治れよ』と励ましたらうなずいていた。釣りの話もそれが最後」

 -密葬のお別れで何と声を。

 「アイツ(松方)が『天国にも海があって、かじきとまぐろの合いの子の“カジグロ”がいるから釣りに来ないか』と言われた気がしたので、『待ってろ!俺もすぐ行くから』と言いました」

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