東映・岡田裕介会長、松方さん死去にしんみり「ついにその世代まで…」
東映の岡田裕介会長(67)が24日、都内で取材に応じ、21日に亡くなった俳優・松方弘樹さんを悼んだ。松方さんは東映のスターとして「仁義なき戦い」シリーズなどで活躍。岡田会長自身が企画に携わった映画「天国の大罪」(1992年)でも主要キャストを務めた。
岡田会長は「高倉健さん、菅原文太さんらの下の世代ですから。ついにその世代まできたのか、と思いますね」とさみしげな表情を見せた。「天国-」などの現場を振り返りながら「大変器用な俳優さんでした。“スター”っていうより“役者さん”。何をやっても上手な方でした」と俳優としてのテクニックを称賛した。
スター俳優だけに近寄りがたい雰囲気だと思われがちだが、さにあらず。「気を使わなくて済む方でした」と気さくだった人柄をしのんだ。