NHK 物議の紅白採点方法「改善」検討 今年は変更か

 NHK・木田幸紀放送総局長が18日、都内で定例会見を開き、大みそかの紅白歌合戦について、勝敗結果を決める採点方法が分かりづらいとの声が噴出したことを受け、「現場は改善策などを話し合ってると思う」と語った。昨年の紅白では、視聴者票や会場票で白組が圧倒的支持を集めたが、審査員票で覆り、紅組勝利となった。

 視聴者票では白組が紅組に約170万票差をつけ、会場票でも白組が圧勝。紅組の優勝が発表されると、紅組司会の女優・有村架純はすぐに反応できず、「えっ?どういこと?えっ?」ときょとん。優勝旗を受け取ると「ちょっとびっくりしました。てっきり白組が勝つかと思ってたので…」と驚きを口にしたほどだった。勝敗結果に視聴者投票などの結果が反映されず、採点方法や集計方法に疑問が残り、ネット上などで物議を醸した。

 木田氏は「現場では、いろいろな意見を受けて改善策などを話し合っていると思う。今年の紅白を見ていただければ」と改善を含めて検討していることを説明。紅白担当セクションの井上啓輔・エンターテインメント番組部長も「審査方法は、毎年いろいろ変えたりしている。わかりやすい形にトライしている、今年の年末を楽しみにしていてください」と語った。

 昨年大みそかの紅白の“持ち票率”はゲスト審査員10人で10票、ふるさと審査員1票、視聴者審査が2票、会場審査が2票の計15票。視聴者票と会場票では白組が圧勝し、計4票を獲得したが、ゲスト審査員とふるさと審査員のうち、9票が紅組に入り、“大逆転”のサプライズが起こった。

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