SMAP紅白出場なるか NHK会長直接出馬も「喜多川社長に話すのがいい」

 12月31日に解散するSMAPが、9日のデビュー25周年を静かに迎える。最後の節目の日もイベント開催はなく、依然としてラストステージ実現が難航する中、NHKの籾井勝人会長(73)が8日、都内で行われた定例会見で“SMAP最後の日”に開催される紅白歌合戦への出演を熱望。5人が所属するジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(84)へ自ら要請する“直接出馬”の考えさえ示した。周囲の思いとは裏腹に、辞退が濃厚となっているが、奇跡は起こるのだろうか。

 奇跡のラストステージ実現へ、NHKは籾井会長自らが動く姿勢を示した。

 この日の会見で、籾井会長はSMAPの紅白出演について「当然のことながら出てもらいたい」と正式オファーすることを示唆。「(出演してもらう)自信はない」としたが、「喜多川社長に話すのがいいのだろう。私が出ていくことは、いとわない」と直接出馬の考えも示した。「ファンに対するお礼を考えておられると思います。紅白に出ることでやっていただければ幸せ」。出演23回で大トリ6回と番組の顔だった国民的グループを、三顧の礼で迎える構えだ。

 周囲の熱が高まる一方で、現実は厳しいと言わざるを得ない。5人は2004年に「CDリリースおよびコンサートツアーを休んだ」ことを理由に紅白を辞退。解散発表前の今夏の民放各局の歌番組も「新曲リリースがなく、パフォーマンスが十分に出来ない。今の5人の状況ではグループ活動は難しい」と出演を見送った。25周年ライブも開催しないだけに、紅白辞退の可能性はきわめて高い。

 唯一の5人の冠番組で年内に終了するフジテレビ系「SMAP×SMAP」でも状況は同じだ。有終ステージが期待されるが、最終回に向けた調整は進んでいない。関係者は「現場は歌など5人でやってもらいたい企画はあるが、決まってない」と進展がないことを明かす。

 5人の分裂状態は変わらない。解散発表後、初のスマスマ収録が行われた8月24日も会話はなし。グループ存続を望んだジャニー社長でも解散を覆せなかったように、打開策が見えない。

 それでも、25年間、支えてきたファンはけじめの舞台の実現を願っている。紅白でも、スマスマでもいい。残り3カ月強。山が動くことはあるのだろうか。

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