美川憲一「じゅうたんに虫が…」薬物依存の恐怖語る

 歌手の美川憲一(70)が7日、フジテレビ系「バイキング」で、覚せい剤取締法違反などの罪で逮捕、起訴された元俳優の高知東生被告の話題に触れ、自身の大麻逮捕時について言及。そこから這い上がった理由を「背負うものがあったから」と告白した。

 番組では、8月31日に初公判が行われた高知被告について討論。その中で美川が「私も失敗してるから。地獄見てるから」と自身の体験談を語り出した。

 美川も大麻取締法違反で逮捕されたことがあり、当時について「誘惑に駆られる。悪魔がささやくのよね」と振り返り、「じゅうたんを見ると虫が走っている(ように見える)。そのぐらいになるの」と、幻覚があったことも明かした。

 「私は、人生ダメになった、もう死ぬしかないっていうギリギリまで行きましたけど…」と当時の追い詰められた心境を明かしたが、そこから這い上がってこれたのは「2人の母がいましたから」と、生みの母、育ての母の2人の母の存在が大きかったという。「背負うものがあったから頑張りました。地獄を見たけど這い上がれた」と振り返った。

 そして高知被告が10代後半から大麻に手を染めたことに「30年は長すぎる。もうちょっと前にどうしてやめられなかったのか。きついと思う」と自身の体験に照らし合わせてコメントしていた。

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