白川由美さん葬儀 胃がん克服秘話

  告別式の後、会見に応じるソフトバンク・王貞治球団会長=東京・広尾の祥雲寺
亡くなった白川由美さん
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 14日に死去した女優・白川由美さん(享年79)の葬儀・告別式が18日、東京・広尾の祥雲寺で営まれ、歌手の長渕剛(59)、花活動家の長渕悦子(60)夫妻、俳優の石田純一(62)、野球評論家の東尾修氏(66)、山本浩二氏(69)ら約400人が参列した。王貞治・ソフトバンク球団会長(76)は、白川さんが胃がんを患っていたと明かした。

 2006年、王氏が胃がん手術後に入院していた病室を白川さんが突然訪れ、胃がんだったことを告白。「しゃべれない、食べられない」状態の王氏を、白川さんは「誰でもあることです。だんだん収まっていきますよ」と励ましたという。2人の対面はその1度きりで、王氏は「あの時の恩返しを伝えたい」と手を合わせた。

 60年以上の付き合いという女優の司葉子(81)は「『ご飯を食べに行く』と言って、お風呂に入っている間に倒れて亡くなった…白川さんらしい大往生ですね」としのんだ。

 葬儀では長女でトライグループ社長の二谷友里恵さん(51)が「母は楽しく明るい人だった。こんなに温かい人たちが集まって、いい天気の中で、最愛の父の元に行くことができた」とあいさつ。出棺では位牌(いはい)を抱きしめていた。

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