森進一ラスト紅白で「かあさ~ん」絶叫

 大みそか恒例のNHK「第66回紅白歌合戦」が31日、東京・NHKホールで行われ、紅組が4年ぶりに勝ち、通算成績を30勝36敗とした。今回限りでの卒業を表明していた森進一(68)は代表曲「おふくろさん」を歌い上げ、48回目の出場で紅白に別れを告げた。

 2015年はデビュー50周年。その節目に、長く出演してきた紅白から身を引くことを自ら決めた。歌1本で勝負してきた人生らしいステージで締めくくった。

 暗闇に一筋のスポットライトが当てられ、薄ピンクのタキシード姿の森が「おふくろさん」を熱唱する。ラストは何本もの光を浴び、神々しい雰囲気で歌い締め。万感の思いを込めて、「かあさ~ん」と絶叫した。

 リハーサルは公開したが、取材は一切受けなかった。本番前に「準備万端?」と呼びかけられた際には笑顔で自信をうかがわせたが、関係者によれば、舞台裏でもいつも以上に口数は少なく、周囲も集中していることが分かったという。

 歌唱前には、長年共に紅白を盛り上げてきた五木ひろし、石川さゆりら演歌・歌謡曲の出場者が司会者席に集結。ラストステージを見守った。派手さこそないが森らしさ全開のステージに、大きな拍手が送られた。

 故美空ひばりさんとの3年連続の大トリ&トリ対決や、紅白史上最多の48回連続出場の金字塔。多くの名場面を置き土産に“紅白レジェンド”が去った。終了後の森は「ホッとしてます」と一言。関係者によれば、スタッフからバラの花を贈られて「ありがとう」と感謝したという。

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