林マヤ 1億円借金で自殺未遂の過去

 元パリコレモデルでタレントの林マヤ(57)が24日、関西テレビ「快傑えみちゃんねる」(金曜、後7・00)に出演。1億円の借金を背負い、夫とともに「死のう」と自殺を考え、富士の樹海に行った過去を明かした。

 20代でパリコレに出演し、パリコレウィークの2、3週間では数千万円の収入を得ていた林。「1万円が小銭に思える」「ホテルの最上階を貸し切ってドンペリをポンポンあける」ほどのバブリーな生活を送っていた。

 しかし、91年に歌手としてデビューした際に、ライブ開催費や衣装などに散財したことが要因で、約1億円の借金を抱えることとなった。

 アルバイトを4つ掛け持ちし、夫・笛風呂タオスさんとともに借金返済に奔走するも、生活は困窮。「アパートの電気もガスも止められ、(普通の食べ物より)安かった猫缶をカリカリと食べていた」生活に疲れ果て、「生きていく自信もお金を稼ぐ自身もなく、生きていく価値がない、ダーリンと『死のう』と(思った)」。夫と富士山の麓の樹海に車で行き、崖のところで「あとはアクセルを踏むだけ…」と“最後の時”を待ったという。

 その時、風が吹き、ソフトクリームのにおいが漂ってきた、という。車の中を必死で探すと、ソフトクリーム代が出てきて、“最後の晩餐”の覚悟でソフトクリームをひとつ買い、2人で分け合って食べた。「その時、ダーリンが『うまいな』って言ったんです。そしたら、もっとうまいものを食べてほしい、と。これじゃいかん、人生やり直したい」と自殺を思いとどまった瞬間を振り返った。

 「勘違いしちゃってた。感じ悪かった。自分は世界一だと思ってて」とかつての自分を振り返った林。今は借金を完済し、茨城県に移住し、休耕農地を借りて、自給自足を目指した生活を送っている。

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