大谷翔平の負傷者リスト入りは?米メディアの問いにロバーツ監督「難しい質問だね」→語った思い「意思を無視して休ませると選手の主体性を奪う」「簡単なことではない」
「ドジャース-マリナーズ」(30日、ロサンゼルス)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が試合前会見で、スタメン外となった大谷翔平投手について「前日に左膝の治療を受けたため」と説明。米メディアから「10日の負傷者リストに入れる考えは?」の問いに、指揮官としての思いを明かした。
炎症を起こした左膝の治療を続けながら野手としてグラウンドに立ち続ける大谷。投手復帰への行程も現段階ではストップしている中、米メディアから「10日の負傷者リストに入れる考えは?」という質問が飛んだ。
これにロバーツ監督は「難しい質問だね。でもその考え方は理解できる」と語った。いったん休ませて、万全の状態に戻した上でプレーオフを目指していくという選択肢もある中、「ここ数週間で状態ははっきり良くなってきているし、彼は非常に打撃で貢献している。彼の意思を無視して休ませるとなると、選手としての主体性を奪うことになる。私たちは選手を信頼しているし、彼自身はプレーできると感じている」と言い切った。
その上で「もちろん100%ではない。でも100%の選手なんてほとんどいない。じゃあ彼が70%なのか、80%なのか、90%なのか。その見極めが重要だ」と指揮官。過酷な移動を伴うメジャーリーグで、162試合を万全の状態で戦い抜ける選手はほぼいない。誰もが違和感、張りなどを抱えながらプレーしている。
その状態を見極め、ストップをかけるか否かが指揮官の役割。「彼はこれからがシーズンで最も大事な時期だということを理解しているし、自分がチームにとってどれだけ価値があるかも分かっている。長くプレーしてきた選手で、自分の体を理解している彼をこちらの判断だけで休ませるのは簡単なことではない」と語った。さらに「止めるのも監督の責任では?」という質問には「まあ彼は今夜もプレーしたがっていたよ。でもその点について言えば、彼は今夜はプレーしない」と切り返した。
「昨日の段階では彼はプレーしたがっていたし、私も今日は出るだろうと考えていた。でも彼が(左膝に)少し張りがあると言ってきてくれたことで、僕が彼のためにどうするのが最善か判断できるようになった」と明かしたロバーツ監督。投手復帰に向けては「状態はいい。投げ始める日はまだ正確には分からないが、プライオボール(特殊なボール)を投げるトレーニングを継続している。順調にいけば今週末のどこか、もしくは来週の頭にはキャッチボールを再開して、どこから段階的に投げる量を増やしていくことになると思う」との見通しを示した。
