プロ野球・元阪神の赤星憲広氏（３８）が１７日、大阪市内で、サッポロビールとコラボ展開中の慈善企画の会見に出席した。全国の施設に車いすを寄贈している赤星氏の基金に、同社が２０１４年の「サッポロ　ラガービール」の売り上げの一部、約１３３万円を寄付。東日本大震災の被災地への車いす寄贈などに活用される。

　赤星氏は現役時代、毎年の盗塁数に応じ計３０１台の車いすを全国の施設に寄贈。引退後も基金を設立して継続し、会見では通算台数が計５１７台となったことを報告した。

　この活動に賛同したサッポロビールは１３年から「ラガービール」大びん１本につき１円（近畿２府４県販売分）を赤星氏の基金に寄付している。この日、１４年分の１３２万７６４０円を受け取った赤星氏は「非常に大きな額で驚いています」と感謝した。

　車いすは１台５～６万円で、企画は１６年まで継続される。赤星氏は「阪神が優勝したら、このビールでビールかけしてほしい。僕もビールかけに加わりたい」と“協力”を呼びかけていた。