USJ ハリポタ初日にトラブル続出

 大阪市のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に15日、人気映画「ハリー・ポッター」の世界を再現した新エリアが開業した。徹夜組も含め、オープン前に約3000人が並ぶ熱狂ぶりとなったが、乗り物型アトラクションの2時間に及ぶ停止や、誘導ミスなど、トラブルが相次いだ。

 ハリポタファン待望のオープン初日。式典でハリーのライバル役の俳優トム・フェルトンが呪文を唱えると、魔法使いの村「ホグズミード村」の住人が現れ、来場者を歓迎した。映画の世界さながらの街並みに、歓声が上がり、感極まって泣きだすファンの姿もあった。

 魔法学校「ホグワーツ城」の中ではアトラクションが楽しめる。ほうきで空を飛ぶハリーのスクリーン映像に合わせて座席が動く仕組みだ。だが午後1時ごろ、座席を制御するセンサーが異常を示し、3時ごろまで約2時間、運転を停止。担当者は「部品が試運転で消耗した」と釈明した。乗客にけがはなかった。

 また、新エリアの入場整理券の配布を終えるまで4時間半かかった。整理券のことが周知されなかった上、配布場所が分かりにくく、広報担当者は「誘導ミスがあった」と認めた。入場し損ねた客もいたとみられる。

 新エリアは飲食店に入れないほどの混雑ぶりで、神戸市東灘区から夫婦で来た松永雅広さん(40)は「アトラクションが止まって心配だったけど、来て良かった」と少し疲れた顔で話した。

 新エリアの入場者数について、担当者は「上場企業ではないので明らかにする必要はない」と話した。USJの運営会社は、来年度の株式上場を検討している。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス