友部正人&加川良Jr.が初アルバム

 フォークの大物歌手、友部正人(63)の長男・小野一穂(36)=ボーカル、ギター=、同じく加川良(65)の長男・gnkosai(34)=ドラムス、ポエトリー・リーディング、コーラス=と、宮下広輔(30)=ペダルスチールギター=が結成したロックバンド「きわわ」が6月中旬、ファーストアルバム「きわわのワイキキ」をリリースすることが24日、わかった。

 メンバーがデイリースポーツの取材に応じて、結成の経緯や親子関係などを明かした。

 きわわの結成は2012年冬で、宮下が参加した小野のライブにgnkosaiが顔を見せたのがきっかけ。相性は「初めて一緒に演奏した時からバッチリ」(宮下)だったという。

 小野とgnkosaiは「親同士が一緒に仕事をすることもあるので、子供のころ一緒に遊んだことがある」(小野)という幼なじみ。gnkosaiは「幼少時、生活の中にはいつも、国籍は関係なく、不良中年音楽家たちのつくる音楽が流れていたから。まあ単純に憧れですかね」と、父の影響で音楽に進んだことを明かす。

 「父への反抗期みたいなものが長い間続いた」という小野は、30歳を過ぎて本格的に音楽を始め「同じ土俵に上がって、親というより先輩という気持ちになった。親子共演などもするようになってから(反抗期が)するすると溶けていった」と話した。友部は「応援してくれてる」という。

 きわわの特徴は「皆が思い思いに言葉で発信するバンド。各人が絶妙な距離感を保っている。楽しむことが大好き」(小野)。アルバムは「全曲一発録(ど)りなので、ライブ盤に近い」(同)仕上がりになった。

 6月28日に横浜の関内B.B.ストリート、7月6日に神奈川・逗子Surfersでリリースパーティーを開催。夏にはさまざまなイベントにも出演する予定だ。

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