天海祐希、心筋梗塞で入院…舞台も降板

 女優の天海祐希(45)が、軽度の心筋梗塞で都内病院に入院したことが8日、わかった。所属事務所が発表した。6日、東京芸術劇場で舞台「おのれナポレオン」の舞台中に体調が悪くなり、医師の診察を受けたところ、7日に軽い心筋梗塞で安静治療が必要と診断された。天海は舞台を降板。舞台は8日の公演と9日の昼の部が中止となったが、9日の夜公演から女優・宮沢りえ(40)が代役を務めることが決まった。

 快活な人気女優が、まさかの病気に襲われた。

 天海は「おのれ‐」に野田秀樹(57)演じるナポレオンの愛人・アルヴィーヌ役で出演。これまで目立った体調不良はなく、心筋梗塞の前兆と思われるような症状もなく、連日熱演していた。

 ところが、東京芸術劇場の高萩宏副館長によれば、6日14時の公演では「(舞台)袖では汗をかいたりしていた」といい、舞台中に体調が急激に悪化。その日は最後まで我慢して演じ切ったが、公演後に「体がだるい」と訴えたため、関係者が病院に連れて行ったという。当日はどこが悪いかわからなかったが、7日になって「軽度の心筋梗塞」と判明。「1週間から10日程度の安静治療が必要」と診断された。

 12日に迫った千秋楽を直前にしての急病。天海は「なんとか舞台に出たい」と続投を強く希望したというが、主治医と協議をした結果、7日の夜遅くに降板することを正式に決めた。所属事務所では「今回はしっかりと静養をし、1日も早く皆さまに元気な姿をお見せすることを最優先に考え、降板の決断をさせて頂きました」と説明した。

 天海の降板を受け、劇場側は7日深夜、主演の野田と作・演出の三谷幸喜氏と協議。2人から代役として宮沢の名前が上がったという。宮沢は同舞台を観劇しており、8日はけいこに参加するなど準備に入った。9日の夜公演から出演し、舞台は再開されるが、払い戻しなどの対応も行う。

 天海は千秋楽の12日以降は、ゆるやかな予定が組まれていたといい、しばらくは治療に専念する。仕事復帰の時期については、体調をみながら医師と相談し決めていく。数々のドラマやCMで活躍し幅広いファンに愛される“ハンサムウーマン”天海の、笑顔の復帰が待たれる。

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