渡辺謙、米映画「ゴジラ」第2弾に出演

 俳優の渡辺謙(53)が、ハリウッド版「ゴジラ」の第2弾で、シリーズ初の3D作品となる米映画「GODZILLA」に出演することが18日、分かった。謙さんにとっては8作目のハリウッド映画で、自身も幼いころから見ていたという「ゴジラ」シリーズからの出演オファーを喜んでいるという。まもなくクランクインを迎え、来年5月16日にアメリカで公開される。日本公開は来年中を予定。

 日本が世界に誇る名作と、日本から世界に羽ばたいた名優が、強力タッグを結成する。

 「ゴジラ」は1954年に日本で第1作が公開され、98年にハリウッド版も製作されるなど世界で愛されるシリーズ。59年生まれの渡辺にとっては、少年時代から見ていたなじみ深いシリーズとあって、渡辺は今回の“ラブコール”を快諾したという。

 出演作「GODZILLA」の第2弾は、渡辺は主演ではないものの、メーンキャストの一人を務める。ギャレス・エドワーズ監督がメガホンをとることは明かされているが、ほかの出演者については現地でも未発表。アメリカ国内では、2000年の「ショコラ」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたジュリエット・ビノシュ(49)や、アーロン・ジョンソン(22)らの名前が取りざたされている。

 渡辺は03年に「ラストサムライ」でハリウッドデビュー以来、「バットマン ビギンズ」、「SAYURI」、「硫黄島からの手紙」などに出演し、日本を代表する国際派俳優として活躍してきた。「GODZILLA」は渡辺にとって、11年8月に日本公開された「シャンハイ」以来、8作目のハリウッド映画となる。

 今年9月13日には、アカデミー賞作品賞を受賞したハリウッド作品を日本でリメークした主演映画「許されざる者」の公開を控えている渡辺。日本から世界に“輸出”された「GODZILLA」で、本家・日本の俳優の風格を見せつけてくれそうだ。

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