センリさん死去、残った犬塚「寂しい」
「クレージー・キャッツ」のメンバーで名脇役として活躍した俳優の桜井センリ(本名・千里)さんが10日に死去していたことが12日、分かった。所属事務所が発表した。86歳だった。通夜・告別式は遺族の希望により、密葬で行われる。
所属事務所によると、最後の仕事は2006年に公開された映画「待合室‐Notebook of Life‐」への出演。最後に公の場所に姿を見せたのは、クレージー・キャッツのメンバーだった谷啓さんの2010年11月11日に行われた「お別れの会」だったという。
桜井さんが亡くなり、7人だったクレージーで存命なのは、犬塚弘だけとなった。「体調不良」という犬塚は、所属事務所を通じて「突然の訃報に驚いております。しばらく逢っていませんでしたので…植木(等)さんや谷(啓)さんのような親しいお付合いはなかったのでエピソードはあまりありませんが、音楽仲間として寂しく思っております。ご冥福を祈るばかりです」と文書でコメントを発表した。
