早大アメフット部員、女風呂集団のぞき

 関東1部リーグ所属の早大アメリカンフットボール部の部員約50人が、ことし8月の合宿中にホテルの女性浴場をのぞいたり、未成年者に飲酒を強要したりしたとして、大学側から1~3試合の出場停止処分を受けたことが20日、分かった。大学側はアメフット部も8月25日から10日間の活動停止とした。また監督、部長に厳重注意した。

 早大によると、8月6日から15日間、新潟県妙高市で合宿した際、部員約30人が宿泊先のホテルにある女性用の浴場をのぞいた。さらに最終日には約20人が未成年だった下級生に飲酒を強要。下級生を殴る暴力行為も1件あったという。同部関係者から大学に報告があり、内部調査を進めていた。

 早大アメフット部は1934年設立の古豪。2002年と10年に大学日本一を決める甲子園ボウルに出場した実績もある。秋季リーグが1日に開幕しているが、開幕前に事件を報告し、8日に行われた初戦の関東学院大戦では39‐12で白星を挙げた。現在、1勝1敗の成績を収めている。

リーグ戦は出場 リーグ関係者は「開幕前に監督、部長名で報告がありました。基本的に試合会場で起こったことではないので、学校の判断になる」と出場に問題がないことを明言した。大学側は処分を出しており、早大広報室広報課は「最終報告書が出ていないのですが、新たな事実が出て来なければ、さらなる処分というのはない。最終報告書が出て競技スポーツセンターで今後、どう取り組むか考えていきたい」とコメントした。

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