北野監督は「第69回ベネチア国際映画祭」のコンペティション部門に出品された最新作「アウトレイジ ビヨンド」の公式上映に出席した。
作品はやくざの抗争を描いた「アウトレイジ」(10年)の続編で、徹底した暴力表現が特色。東日本大震災の影響で撮影を1年延期したこともあり、「日本は『きずな』とか『愛』とか表面的なことを言ってて、国は何もしないしイライラしてた。逆にやくざ映画をやる気になった」と振り返った。
また、3D映画の隆盛についても質問されると、「セックス映画以外の3Dに興味なし」と“たけし節”で切り返し、笑わせていた。主要部門の受賞は8日(日本時間9日)の授賞式で発表される。